最近、「お金か、人生か」という本を買った。この本は、アメリカの若者にFIREムーブメントを引き起こした1冊だという。
「ほとんどの時間を仕事に費やし、稼いだお金を散財する。そんな日々に疑問を感じ、生活を変えたいと思っている人にお勧め。経済的自立を達成することを最終的な目標とし、そこに至るためのプロセスを9つのステップに分けて詳しく解説されている」
と、ネットを見ている時、おススメの本として出てきた。「そりゃ、買わなきゃ!」と簡単にマーケティングに引っかかるわたし。
でも、わたしは、本はブックオフのアプリで中古本を買うことにしている。家まで届けてもらうと送料が掛かるが、家の近くのブックオフ店舗に取りに行くと送料は掛からない。
ブックオフ店舗で、若い男性の店員さんに「ネットで注文した本を受け取りに来ました」と自分の名前を告げると、
「お客さま、この、「お金か、人生か」という本でお間違いありませんね!」
と店舗中に聞こえるような大声で尋ねられた。ちょっと、恥ずかしかった。本当に良い歳なのに迷える子羊でいるのがバレバレじゃないの。
まだ、途中までしか読んでいないけれど、「三人の石切職人」の話が出てきて、興味深かった。その話を以下に引用します。
旅人は、ある村を訪れました。
村では、三人の石切職人が、作業をしています。何やら、大きな建物を建築しているようです。
旅人は尋ねました。
「あなた方は、何をしているのですか?」
一人目の男は答えました。
「カネを稼いでいるんだよ」
二人目の男は答えました。
「私は、国一番の石切職人になるために、技術を磨いているのです」
三人目の男は答えました。
「私は、村人の皆さんの憩いの場所となる、教会を建築しているのです」
わたしは、自分の日々の仕事について、間違いなく一人目の男と同じ所感を持っている。
わたしにも、人生でやり遂げたいことがある。それを我慢して仕事ばかりしているから、やはり不幸を感じる。だったら、辞めたら良いじゃないかと思われるかもしれないが、お金は自分だけの問題ではないから、簡単には解決しない。はぁ〜。
同じ仕事をしていても、満足している人とそうでない人は、わたしの職場でも如実に分かれている。わたしはなるべく笑顔で、でも心の中では歯を食いしばって働いているけれど、あれって周りにバレているのかなあ。ちょっと、気になる。
話は変わるけれど、働き蜂も働き蟻も、全員メスであることをこの頃知った。そりゃ、巣の中をうろうろして子を作るために交配して1,2カ月で死んでいくオスも幸せではないかもしれないが、働くのは全員メスって・・・と、脱力するのはわたしだけだろうか?
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