アラカンになって、常にチートな道を探るようになった。
チートとは、英語のcheatからきていて、元々は「卑怯」あるいは「イカサマ」という意味だけれど、ネットの(若者?)言葉としては「人間業ではない、データ改ざん等のズルをしなければできないようなスゴワザ」という意味らしい。
もちろん、普通のアラカンのわたしが、「データ改ざん等のズルをしなければできないようなスゴワザ」なんてできるわけではないけれど、簡単にできるチートなことはいつも模索している。
例えば、わたしは、卵焼きが好きでお弁当に入れたいのだけれど、油を摂ってしまうし、ちょっとしたオカズの割に手間がかかるので、次第に作らなくなっていた。そこで思いついたのは、小さな陶器のカップに卵を割り入れ、刻み塩昆布をひとつまみと砂糖少々を入れて箸でクルクルと掻き回し、ラップをして電子レンジにかけるということ。数分で卵焼きもどきができ、プチトマト(洗うだけ)やブロッコリー(冷凍食品なので、レンジでチンするだけ)とともに弁当に詰めている。
「なあんだ、そんなことなら、スパゲッティの麺にも応用しているわ」
と思われる方もいらっしゃるかもしれないけれど、こういうチートなことの積み重ねでお金も時間も浮くのだと思う。
高配当株を買って配当金を貰い、服をネットフリマで買い、旅行や食事には株を買ってもらった優待券を使う。ふるさと納税で米とトイレットペーパーをまかなう。アプリの「minimo」を使って、ヘアカットモデルになり美容院代をゼロにする。友人と食事をするときは、ディナーではなく割安なランチにする。健康のためにもお酒とタバコはやめて(やめる方法については、アレン・カーの「禁酒セラピー」と「禁煙セラピー」をお読みください)、たばこ株(JTの配当率は直近で6.8%)を買う。
後は、賛否の分かれるところだけれど、靴下やパンツは100円ショップで買う、ネイルをする代わりに質屋で買ったお気に入りの指輪をはめる、年賀状をやめる、オカズは多めに作って三日間は食べる、筋トレとストレッチはyoutubeで勉強しながら行う(お金の掛かるジムには行かない)、花は自宅で育てず散歩に出かけ公園で見る、など、お金や時間のかかることを極力減らしていく。
そして、2024年から始まる無期限非課税枠を使ってインデックス投資を積み立てていく。投資でお金を増やしていくことは最強のチートだし、S&P500やVTに連動する経費率の低い投資信託であれば、過去のデータで見れば、15年間運用すればいつ始めても必ずプラスになっている。過去は未来を保障しないけれど、余剰資金を銀行に預けてインフレで目減りさせるよりは遥かに合理的だと思うので、わたしは2024年から始まる無期限非課税枠で投資信託の積み立てを始める。(すでに一般ニーサ枠で始めている)
まさに、インデックス投資は「敗者のゲーム」。しかし、個別株を勉強するための時間や売買タイミングをはかる精神力が要らないことを考えると、非常にチートで、自分にはピッタリだと思う。
コメント