500円玉貯金より投資信託

節約と投資

 我が家にはずっと前から金色の郵便ポスト型の貯金箱が、大小二つある。

 誰かからいただいたもので、いただいておいてこういうのもなんだが、赤いポストだったらどんなに素敵だろう。福があるように金色なのだろうが、部屋に置くと悪目立ちするし、万一泥棒が入ったら、分かりやすすぎではなかろうか。

 まあ貯金箱なので、中身は1円玉と5円玉ばかりだが・・。

 わたしが子どもの頃、郵便ポストと言えば、赤くどっしりとしたものだった。

 

 町の中で、目立って存在感があって、子どもだったわたしは見かけるたびに、わくわくした気分になれた。ポストに入れると、手紙が誰かのもとに届く。そんなことに神秘めいた気持ちをいだいた。

 今は、ポストは四角になって、観光地ではグレーやブラウン色になって、風景に溶け込んでいる。何となく寂しい。

 話は変わるが、ずっと前から500円玉貯金が話題になっている。主婦向け雑誌では、いまだに毎日500円玉貯金をすると月に1万5千円貯まって、1年では18万円にもなります、などと推奨していたりする。でも、家計によっては、月に1万5千円も貯金するのも苦しい時があるのではないだろうか。

 わたしは、500円玉貯金より、SBI証券や楽天証券に口座を開いて月に3千円でもS&P500やVTI、VTに連動する投資信託を買って、ほったらかしにする方が夢があると思う。コンビニに行くのを我慢すれば3千円なら確保できるのではないか。投資信託なら100円から購入でき、過去のデータから推測すれば、15年間続けると元金には割り込まず増えているはずだ。S&P500に連動する投資信託やETFは直近の10年では4倍になっている・・・。

 資産家で株に詳しい人はチャートを見て一括投資をするのだろう。でも、日々の工夫で生まれた3千円ほどのお金は、投資信託を長く積み立てる方が気楽でお金も育つのではないだろうか。

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