以前、職場で知り合いになった若い女性が、
「家に、無限シャインマスカットの木があったら良いですよね。毎日3、4粒のシャインマスカットを食べられたら、仕事を頑張れる気がしませんか」
と、可愛いらしいことを言っていた。
決して口にはしなかったが、アラカンにもなると一番欲しいのはやはり「現金」(ああ、ここは夫からの愛情と書くべきかもしれない)。毎朝、起きたら一万円札は無理でも、千円札が10枚くらい木になっていたら、どんなに嬉しいだろう。毎日千円札が10枚ということは、月に換算すると30万円・・・。
月に30万円を株の配当金としてもらうには、4%ルールに則って考えると、種銭が1億円ほど必要になる。
1億円×4%×80%(実際は利益分だけから20%の税金を引く)=320万円
1億円の種銭があっても、月30万円(30万円×12ヶ月=360万円)にはぎりぎりというところ。
やはり、庶民のわたしは、放ったらかしで配当金を得ることなどはあまり考えず、株の勉強をして運用をしてリターンを得ることが必須なのだろう。
しかし、リベラルアーツ大学の両学長が、
「100万円が貯まり、3万円の時計が欲しい時、まず100万円を4%の配当金が得られるように投資して、得られた配当金3万円(100万円×4%×80%(20%の税引後)=32,000円)で時計を買う、ことを実践していくことが大切。元本を失わなければ、毎年3万円の配当金を得ることができる」
とおっしゃられていたのを聞いて「なるほど!」と思った。
投資家のこびと株さんのブログを参考に、わたしはSBIネオモバイル証券で、1社につき約50,000円分の株を20社買っていて、年に3万円ほどの配当金を得られるようにしている。小遣いで少しづつお金の生る木を買い増していくつもり。
もちろん、この方法にはデメリットもある。株は暴落したり、減配するリスクもある。だから、半年に1度はネットの「株タン」などで、売り上げや配当金、配当性向、1株当たりの修正利益などをチェックする必要がある。全体で、セクター分散をしておくこととある程度のキャッシュポジションを持っておくことも重要だろう。
いろいろな銘柄を持っていると、まれに短期間で株価が2倍以上に跳ねることもある。その場合は利確して、5万円ずつ別の2銘柄を買うようにしている。
果実(配当金)を得るのも、それ相当の準備と情熱が必要だけれど、お金の生る木が増えていくのは楽しいし、ワクワクするし、節約のモチベーションも上がる。
配当金が出る株のことを、両学長は「金の卵を産むニワトリ」と呼んでいらっしゃる。動物好きのわたしとしては、「金の卵を産むニワトリ」を増やすイメージの方がもっとやる気が出るかもしれない。
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