月に1回はアロママッサージに!

エッセイ

 長年、事務員をしていると、身体はもちろん心まで凝り固まってくるような気がする。

 60歳の退職が近づくにつれ、無性に仕事を辞めたくなる。

 ーもう疲れた、本当に疲れたー

 そんな詩を昔読んだような気がするが、そんな心境だ。

 特に昨今は、”FIRE”という概念が輝き、わたしも若い頃に気づいていたら!と唇をかむことも多い。

 6,000万円という資産を築くことは、わたしにはもう無理だけれど、年金が少しは積みあがっていることに目を向けようと思う。(投資で運用しながら4%を取り崩したら、元本は減らないという有名なルールがある。6,000万円×4%=240万円/年となり、実際はそこから20%の税金が差し引かれるが、単身者なら生きていける、という計算になる)

 好きなものを食べるというのは、高血糖で高脂血症で、太り気味のわたしには無理。アルコールも10年以上前に止めた。(煙草も吸いません。←書く必要はないけれど)

 旅行も、仕事がハードなため難しい。(コロナ中だしね)休みの日はとにかく横になりたい。

 だから、わたしは月に1回、100分で6,000円のアロママッサージを受けることを楽しみにしている。イランイランとラヴェンダー、それにゼラニウムやペパーミント、オレンジなどを配合してもらい、身体中のリンパを流してもらう。その時間だけは余計なことを考えずに、リラックスできる。大好きなアロマオイルの香りに包まれ、リラックス、リラックス。昔、ヨーロッパでは、アロママッサージは医療行為とされていたんだし、決して単なる浪費ではないと思うの。(少し言い訳地味ているかも)

 家の中には優しい夫と二匹の猫がいるし・・・。でも、もう、時間に追われる生活から解放されたい、と思うのは贅沢なのかしら。

 

 

 

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