わたしは、時計と車にはまったく興味がない。
車の免許は取ったけれど、30年以上運転していないペーパードライバー。夫は免許すら持っておらず、我が家は車を所有したことがない。
時計はお安いものをひとつ持っているが、もうずっと引き出しにしまったまま。時間を確認する時はもっぱらスマホを使っている。
しかし、わたしは指輪が好きで、40代まで2年に一度くらいのペースで、好きなデザインのいろいろな石の指輪を購入してきた。宝石箱を開けると、お前は貴族か、と自分に突っ込みたくなり、同時に脱力する。あー、このお金を株に突っ込んでいたら、とっくにFIREでき、今頃、バンコクやウィーン、プラハなどにロングステイしながら、小説を書くことができていたのに。(これはわたしの夢。夢くらい語っていいよね)
でも、宝石って面白い。例えば、ルビーは、加熱したものと、非加熱のものとでは価格が3倍くらい違う。肉眼ではほとんど分からないが、お金持ちは非加熱ルビーをありがたがって買う。確かに、非加熱ルビーは希少で、石が生きている(気がする)。
そして、真珠は、ほとんどが調色されて白やピンクになっている。しかし、無調色の美しい真珠もあって、すごく高い。わたしは、老舗の真珠店で、無調色のゴールデンパールのネックレスが250万円で売られているのを見たことがある。
また、ルビーとピンクサファイアは同じ鉱物で、赤い石がルビーで、ピンクや色の薄い石はピンクサファイアと認定される。ピンクサファイアは「ルビー落ち」と呼ばれ、ルビーに比べると値がガクンと落ちる。でも、わたしはピンクサファイアの癒し系の色が好き。心が疲れている時は、真紅のルビーは付けたくない。
まあ、散財はしたけれど、宝石の世界観に少し触れることができたのは楽しい思い出。宝石を見ると脳内モルヒネが出て、夢見心地な気分になれる。もう、買えないけれど。それより、旅行に行きたい。老後に備えたい。だから、株を買って投資したい。
さて、最近友人から相談を受けた。
「退職するまでにロレックスの時計を買っといた方が良いかしら?」
うーん、時計にはまったく興味がないわたしには何も分からない。
「ロレックスを買って、どこに付けて行くの」
と、尋ねたら、友人は黙り込んでしまった。余計なことを言ったかも。
でも、老後は、ロレックスより、お金を持っていた方がいいと思うの。
まあ、ロレックスは投資になるかもしれないけれど、投資するなら、株を買った方が利益が出やすい。2年前にモデルナの株を200万円分買った人は6,000万円まで成長したようだ。自分で調べ、納得できる株を見つけよう。
今、アメリカはインフレがものすごく、利上げや金融の引き締めがますます進む。円安なので今ひとつ米国株に割安感がないけれど、まだまだしばらくは下がりますよ。VOOもVTI、QQQも!こういう時は、インバースやベアを買いに行くこともチャンスにつながる。投資は基本、国やセクターなど、分散させることも忘れないでね。
卵はひとつの籠に盛ってはならない。
この格言だけは、わたしも胸に刻んでいる。
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