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エッセイ

1965上映のフランス映画「幸福」(しあわせ)を観て(ネタバレ含みます)

1965制作のフランス映画「幸福」(しあわせ)。人の生の儚さが、美しい風景の中でフワッと浮き上がり、観ている者の胸に突き刺さり、沁み込んでくる。
エッセイ

小さい秋に見つけたバイオリニスト「妃鞠」さん

小さい秋に見つけたバイオリニスト「妃鞠」さん。妃鞠さんの、バイオリン演奏に出会えたことが、何も良いことがなかった2023年のわたしの秋に、鮮やかな色を落としてくれた
エッセイ

太陽から逃れられなかった夏

カミュの「異邦人」に出てくる言葉、「太陽から逃れられない夏の絶望」。今年の夏、わたしは、そんな絶望と過ごしてしまった。
エッセイ

韓国の歌手、チェ・ソンボン(享年33歳)さんのこと

過ちを犯しても、心から謝罪し償えば、自分らしく生きなおすことができる。そんな世界であったらいいのにと、チェ・ソンボンさんの「Nella Fantasia」が、ことさら深く、わたしの心に響いてくる。
エッセイ

「どうしても許せない人」への怒りの処方箋

少しでも前に進もう。怒りをエネルギーに変えて、何かに打ち込もう。幸せに近づこう。幸せに近づこうと何かに打ち込んでいる人に、人を恨む暇はない。
エッセイ

タイのパタヤに行ってきました。(番外編)〜諸行無常に泣いた日〜

変わらないものなど、何もないのだ。若き日の思い出がはらはらと欠片になって風に舞って行った、バンコクでの一日目。
エッセイ

タイのパタヤに行ってきました⑤〜アジア人同志の心地よさ〜

アジア人がアジアを旅するって、本当に気楽。特にパタヤでTシャツと短パン、ビーチサンダルに着替えれば、完全に風景に溶け込める。
エッセイ

タイのパタヤに行ってきました④〜笑えないタイのチップ事情〜

日本人にとっては面倒くさいチップ制度。しかし、タイ人にとっては、50バーツや100バーツのチップをもらえるかもらえないかは、死活問題かもしれない。
エッセイ

タイのパタヤに行ってきました③〜海外旅行は若いうちに〜

若い時ほどの感動はないけれど、アラカンの身の丈にあった一人旅は、海鳥が風を受けながら羽を広げ空に浮いているような感じ。どこまでも気楽で、限りなく自由だ。
エッセイ

タイのパタヤに行ってきました②〜見栄とは無縁の世界〜

パタヤに行って、つくづく見栄を張る無意味さを実感した。100円ショップの財布で十分幸せを感じられた。