25年前(4半世紀前!)に、”タイタニック”(TITANIC)という映画が爆発的にヒットした。
わたしも夫と映画館まで見に行き、帰りに250円のラーメンを食べて帰ったのを覚えている。今思い出すと不思議なラーメン屋だった。インスタントラーメンにネギやゴマ、カマボコ、海苔を入れて出すという店だったが、アイディアの斬新さと価格の安さで入ったのだった。(インスタントラーメンの種類はいろいろあり、メニューから選べた)普通の店舗で、テーブルも椅子もあった。名前を忘れてしまったが、あのラーメン屋が今も存在するのか気になるところである。
話が脱線してしまったが、映画”タイタニック”は1等船室の若い女性と3等客室の貧しい青年の恋愛物語で、ほとんどの女性は自分が1等客室のヒロインの立場で映画を見ていたのではないかと思う。それほど、貧しいジャックを演じるレオナルド・ディカプリオが魅力的だったし、映画自体壮大で、非日常的なものだった。
でも、実際だったら、わたしは3等客室の乗客だったはずだ。お金ないもの・・・。
まあ、豪華客船に乗ることはわたしにはできないけれど、先日、久しぶりに飛行機に乗った。
搭乗口で感じたのは、高いチケットや年会費の高いカードを持っている人から搭乗の案内がされ、資本主義社会から考えれば理にかなっているのかもしれないが、ちょっとあからさまじゃないかしら、ということ。これほど自分の持っているチケットと自分が同一化される場面もないだろうと思う。
しかし、飛行機の中でカーテンの隙間からビジネスクラスのシートが見えた。シートが広々としていて、それぞれが独立していて、とても座り心地がよさそう。ちょっとした個室みたいになっている。
確かにビジネスクラスの往復チケットは、エコノミークラスに比べると何倍も高い。
けれど、世界一周チケットになると、エコノミークラスは35万円でビジネスクラスは65万円。16フライトできるから、1フライトは2万円しか違わない。そしてシートでフルフラットで眠ることができるし、高級ホテル並みの食事が出て、空港でも食事が食べ放題のラウンジを使用できる。だから、朝からラウンジに行って飲んだり食べたりし、一番夜遅いフライトに乗って眠ればホテル代の一泊分を浮かせることもできる。
これがファーストクラスになると、100万円を超えてくるし、ファーストクラスのない路線ではビジネスクラスにグレードダウンせざるを得なくなるから、わたしにとってはかなり割高感がでる、というか無理。(ファーストクラスになると、高級シャンペンやキャビアなども食べられ、空港で無料のアロマオイルマッサージを受けられたり、仮眠室を利用できたりするようだ。また、飛行機内ではシャワー室を使え、持ち帰り可能のパジャマまで配られ、自分の好きな時間に食事をすることができる)
マイルが貯まるカードでチケット代やホテル代などを決済すると、翌年もビジネスクラスの世界一周チケットがもらえるくらい貯まるらしい。
退職したら、ビジネスクラスの世界一周チケットで、2回くらい世界旅行をするのがわたしの夢。
実現できるといいなあ・・・。
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